こばじです。
以前、「消極的義務」と「積極的義務」に関する記事を書きました。
それから数日後、車を運転していて
「消極的義務」「積極的義務」に関する事例を見つけたので記事にしてみました。
このことをまとめてみます。
目次
はじめに
簡単な自己紹介
静岡県に住むIT企業勤務の20代です。
車運転歴数年、奇跡的にゴールド無事故無違反です。
「消極的義務」と「積極的義務」
先述の記事でも紹介した「論理的思考力を鍛える33の思考実験(北村良子 著、彩図社)」
という本に定義されているこれらの言葉。
「消極的義務」は不当なことをしない義務を、「積極的義務」は不利な人に手を差し伸べる義務を指します。
また、「消極的義務」の方が「積極的義務」よりも遵守する必要があると言われています。
これらの言葉を詳しく知りたい方は、ググっていただくか、以下から書籍の購入をお勧めします↓↓
運転中に見つけた事例
ある日私は、下図のように青い車を運転していました。
前方は混雑しています。
横には、赤い車に乗ったAさんが待機しています。
私はAさんに道を譲りました。
こんな事例です。
Aさんは脇道から優先道路に入るわけですから、私を優先する必要があります。
言いかえると、割り込まない義務があります。
これが「消極的義務」です。
仮に私が進もうとしているのにAさんが割り込んできて入ってきて、
万一衝突した場合、Aさんの方が悪いです。
つまり、守らなければならない。
それが「消極的義務」です。
一方、私は必ずしも譲らなくてもよいです。
これが「積極的義務」です。
譲らなくても、(Aさんや第三者から不愉快に思われることはあるにせよ)
法律上捕まることはありません。
つまり、必ずしも守らなくてよい。
それが「積極的義務」です。
消極的義務・積極的義務は、同一人物でなくてもよい?
以前の記事を書いたとき、消極的義務が積極的義務よりも大事であるというのは、
同一人物に対してのみ成り立つものだと考えていました。
例えば以下のように。
- 消極的義務:Aさんが~しない義務
- 積極的義務:Aさんが~する義務
しかし、今回の例で紹介したように、
当事者であれば同一人物でなくてもよい場合があると理解できました。
今回の例で言うと、以下のとおりですね。
- 消極的義務:脇道から入ってくるAさんが割り込まない義務
- 積極的義務:優先道路を走る私がAさんに譲る義務
まとめ
- 車を運転して、「消極的義務」と「積極的義務」の事例を見つけた
- 「消極的義務」が「積極的義務」よりも重要視されるのは、同一人物間でなくても成り立つ場合がある
おわりに
先ほど紹介した本は、トロッコ問題の他にも多くの問題、思考実験が書かれていてとても面白いです。
感想や、「こうしたらもっと読みやすくなるよ!」などのコメントもお待ちしております。
気に入っていただけた方は是非 「読者になる」ボタンをクリックして、読者になっていただけると嬉しいです!
読んでくださりありがとうございました!