過去に以下のような記事を投稿しました。
簡単にまとめると以下が書かれています。
しかし最近になって考えが変わったので、新たな考えをまとめてみました。
目次
はじめに
アフィリエイトではないです
まずお断りすると、この記事はアフィリエイトや案件などではございません。 すべて一素人の見解です。
自己紹介
IT企業に勤める20代です。
電子書籍も紙の本も、どちらも読みます。
楽天ブックスor書店で図書カード
今回は、紙の本を楽天ブックスで購入するか、書店で図書カードを使って購入するかという2択で話を進めていきます。
冒頭の記事では複数の選択肢を比較していますが、今回の記事では、図書カードの利用有無による比較が趣旨なので、選択肢をだいぶ削ります。
短期的な還元率での比較
まずは還元率の比較をしてみましょう。
ここでは、読書による自己投資で得られる還元は無視します。楽天ブックスで購入しても、書店で購入してもその還元率は変わらないと考えられるためです。
もちろん厳密には、「読みたいと思ったときに読んだ方がモチベーションは高い。モチベーションが高い方が身につきやすい。楽天ブックスの場合届くのが数日後なので、買った後すぐ読める書店の方がモチベーションも高く、身につきやすいから、書店で購入した方が自己投資還元率は高いです」という考えもあるかと思いますが、ここでは無視しましょう。
先に結論を書きます。ざっとこんな感じです。
- 楽天ブックス:6-10%程度
- 書店で図書カード:1%程度
この数字だけ見ると楽天ブックスの方が高還元率に見えます。以降で詳細を説明しますね。
「楽天ブックス」で購入の場合
私が楽天ブックスを利用する場合、SPU(楽天市場で購入するときのポイントアッププログラム)でおおよそ6%の還元率です。また、定期的に実施するキャンペーンを利用できると、だいたい10%程度の還元率となります。詳しい計算については、還元率をまとめている記事などが分かりやすいと思うので、そちらを参照してみてください。なお、楽天ブックスの送料は、以下に記載のとおり無料です。
「書店で図書カード」で購入の場合
一方、書店で図書カードを使って購入する場合、提携ポイント付与があるくらいで、せいぜい1%程度となります。
長期的な還元率での比較
ここまで、短期的な還元率で比較しました。では話を長期的にしてみましょう。長期的にするとはどういうことか…?
ずばり、その支払代金を資産運用に回したらどうなるか?ということです。
なお、ここでも、読書による自己投資で得られる還元は無視します。
- 楽天ブックスで購入する場合、最終的な支払は現金になります。クレジットカード支払ができるとはいえ、クレジットカードの引き落としは現金です。
- 図書カードを使って購入する場合、既に持っている図書カードを使用するため、最終的な支払は図書カードになります。現金ではないです。
ここで、楽天ブックスで支払った現金の分だけ資産運用したらどうなるかということを考えてみます。 つみたてNISAを使って年利3%の複利運用をしたと仮定します。毎年以下の額だけ還元されると考えることができます。
年数 | 楽天ブックス | 書店で図書カード |
---|---|---|
1 | 0 | 3.0 |
2 | 0 | 6.1 |
3 | 0 | 9.3 |
4 | 0 | 12.6 |
5 | 0 | 15.9 |
6 | 0 | 19.4 |
7 | 0 | 23.0 |
8 | 0 | 26.7 |
9 | 0 | 30.5 |
10 | 0 | 34 |
複利計算のため、年数が多ければ多いほど、書店で図書カードを使って購入した方が多くの還元を得られる、と考えることができるわけです。
だから「書店で図書カード」の方が良いと思える
まとめると以下です。
- 短期的な視点では、「楽天ブックス」の方が良い
- 長期的な視点では、「書店で図書カード」の方が良い
もちろん、資産運用の場合は年利3%の複利運用が確実ではないですし、むしろ損する可能性もあります。
しかし執筆時現在の私は上記のように考え、図書カードを使っていこうと決心しました。
おまけ:Amazon Kindleの場合は?
冒頭で紹介した以前の記事では、Amazon Kindleの利用も選択肢に挙げていました。
Amazon Kindleの場合と、図書カードの場合を比較してみます。
- 紙とは違い物理的なスペースを使わない
- 紙の本より安いことが多い
- ポイント決済を使えば、長期的な還元率による相対的な損失もない
という理由から、やはりAmazon Kindleの方が良いかと個人的に思います。
結局、現金以外を優先して使ってしまいたい
最後に話の抽象度を上げて、より一般的な話にします。
商品券、ポイント、…世の中には現金以外で買い物に利用できるものが多いです。
そしてその「現金以外」の多くは、資産運用に回すことができません(一部のポイント投資、ポイント運用を除く)。
そのように考えると、私みたいに資産運用をしている人にとっては、現金以外で買い物に利用できるものを優先して使った方が良い、という考えに至りました。
また、現金以外で買い物に利用できるものを優先して使うことは、資産運用をしていない人にとっても、「管理が楽」という点でメリットがあるかと思います。
- 色々な種類のポイントをたくさん持っていると、管理が煩雑になる。それを減らせる。
- 知らぬ間に有効期限切れという事態を減らせる。
- ポイント提供元会社が倒産して価値がゼロになるリスクを減らせる。
- 日本円の価値がゼロになるリスクよりも、ポイントの価値がゼロになるリスクの方が大きいのではないでしょうか。
おわりに
読んでいただきありがとうございました。
皆さまは節約について何か考えていること、気を付けていることはありますか?是非コメントで教えてください。
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