※本記事記載の「エルピオでんき」「あしたでんき」は2022年5月20日現在申し込みを終了しております。今般のエネルギー事情により今後も撤退する事業者が増えるかもしれません。最新状況はご自身でご確認をお願いいたします。
このたび、家庭で契約する電力会社を変えました。
電力自由化に便乗して家庭の電気代を安くすることを検討している方向けに、
そのときのことをまとめてみます。
目次
はじめに
結論
この記事で最も参考にしてもらいたいのは、「電力会社を決める基準はこれ!」です。
- 「基本料金+従量料金複数段階」or「基本料金0円+一律従量料金」
- 燃料費調整があるか
- その他のキャンペーンがあるか
- 引っ越しと同時に使えるか
おことわり
料金比較はありますが、実績は載せていません
この記事は、まだ電力会社を変えた報告だけなので、結果いくら安くなったかは載っていません。
数ヶ月分の実績はあるのですが、もう少しまとまったら公開しますね^^
ただ、料金比較結果は載っていますので安心してください。
多数の電力会社を比較するものではありません
ググっていただくと、電力会社を比較してくれるサイトがたくさんヒットします。
比較はそういったサイトにお任せして、本記事では、選ぶときに気にしたことを紹介します。
アフィリエイトではないです
まずお断りすると、この記事はアフィリエイトや案件などではございません。 すべて一素人の見解です。
簡単な自己紹介
今回の記事に関係する私の情報を共有します。
- 東京電力地域在住
- 20代二人暮らし
- 転居をきっかけに電力会社を検討した
電力会社について
好きな電力会社を選べるようになった
「電力自由化」という言葉をご存知かもしれません。
今日では、電力会社を自由に選べるようになっています。
ただ、電気の供給はその地域の大手電力会社のまま、販売のみ他の電力会社となっています。
そのため、電気の品質に違いはありません。
詳細は「looopでんき」さんの下記ページが参考になると思います。
結論から言うと電力会社による電気の品質に違いはありません。なぜなら電力自由化により自由化されているのは「発電」と「販売」のみであり、「送配電線」は大手電力会社が分社化され、公平性・透明性を確保しながらこれまで通りの供給を行っているためです。
主な電気料金体系
電力会社を選ぶ場合に知っておきたいことの1つに、料金体系があります。
主に以下2種類に大別されます。
- 基本料金+従量料金複数段階
- 基本料金0円+一律従量料金
詳しく見ていきましょう。
基本料金+従量料金複数段階
東京電力や大手電力会社に見られる形式です。
基本料金がXX円、他は電力使用量に応じて決まった額が請求されるパターンです。
例えば東京電力の従量電灯B、40Aの場合は以下の通りとなります(執筆時現在)。
- 基本料金:1,144円
- 従量料金
- 最初の120kWhまで(第1段階料金):1kWhあたり19.88円
- 120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金):1kWhあたり26.48円
- 上記超過(第3段階料金):1kWhあたり30.57円
引用元は以下です。
実際に私が使用している電力量で試算してみます。
- 84kWh使用する場合
- 1,144円+19.88円/kWh×84kWh=2,813.92円
- 209kWh使用する場合
- 1,144円+19.88円/kWh×120kWh+26.48円/kWh×89kWh=5,886.32円
ざっとこれくらいの価格です。
ちなみに電力自由化により台頭してきた電力会社「株式会社エルピオ」の「エルピオでんき」も同様の料金体系です。
先ほどと同様料金を比較すると以下になります。東京電力と並べて記載します。
エルピオでんき | 東京電力 | |
---|---|---|
基本料金 | 1,086.8 | 1,144 |
(従量料金) | ||
0-120kWh | 18.84 | 19.88 |
120-300kWh | 23.03 | 26.48 |
300-kWh | 25.78 | 30.57 |
基本料金、従量料金すべてにおいて、エルピオでんきは東京電力より安いですね。
この時点でエルピオでんきに変えた方が安くなると言えます。
なお、エルピオでんきの電気料金引用元は以下です。
基本料金0円+一律従量料金
もう1種類の料金体系は「基本料金0円+一律従量料金」というパターンです。
先ほど東京電力の基本料金が1,144円であることが書かれていましたが、これ安くないですよね。
そのような場合には、基本料金0円というものがあります。
その代わり従量料金は一律で若干高めになっているものになります。
ここで紹介する代表的な電力会社は以下です。
- あしたでんき:従量料金26円/kWh
- looopでんき:従量料金26.4円/kWh
これは料金計算が容易ですね。
参考
ここからは参考としていくつか紹介します。
市場連動型は危険
市場連動型というのは、簡単に言うと石油価格などに連動して電気料金が決まるものです。
2021年1月頃、市場連動型で契約していた方々が、燃料費暴騰による電気料金爆上げに怯えたことがありました。
詳細は「2021年1月 市場連動」などでググっていただければわかりますが、とにかく料金が不安定です。
不安定すぎて推奨できないため、先ほどの主な料金体系から外しました。
燃料費調整のないものもある
燃料費調整額とは、燃料費の増減に応じて若干電気料金が高くなったり安くなったりするものです。
市場連動型のかなり微小なものだと思っていただければと思います。
これが設定されていない電力会社もあります。たとえば「enひかり電気」です。
この場合、燃料費が高い時には電気料金が上がらずに済む一方で、燃料費が安い時にはその恩恵を受けられません。
ここで私の意見を述べると、燃料費調整の有無はどちらでもよい、になります。上がるときも下がるときもあるためです。
その他キャンペーンのある会社も
その他、携帯キャリアと連携して安くなる会社や、ポイント還元のある会社などもあります。
こばじは「looopでんき」
ここからは、私がどの電力会社を選んだのか紹介します。
見出しにあるとおり「looopでんき」です。
選んだ理由
なぜ「looopでんき」にしたのか、説明していきます。
試算した結果2番目に安かった
試算してみた結果、2番目に安かったためです。
試しに東京電力とlooopでんきの料金をグラフにしてみました。
looopでんきの方が東京電力より常に安いことが分かります。
※東京電力従量電灯B、40Aでの比較です。他の契約状況(基本料金がもっと安い低電流契約などの場合)と比較すると、東京電力の方が安くなる可能性もあります。
さて、なぜ2番目に安かった電力会社を使ったのか疑問に思われるかもしれません。それを説明していきます。
引っ越しと同時に利用可能だった
実は、電力会社の中には、引っ越しと同時に契約できない場合があります。
「あしたでんき」はその例です。
紹介は以下FAQに記載されています。
引越し先で「あしたでんき」に切り替えられますか? ”引越し先の住所”で初めて「あしたでんき」をご契約の場合は、現在、申込受付を中止しております。誠に申し訳ありませんが、お住まいのエリアの電力会社(東京電力エナジーパートナー、関西電力など)と一旦ご契約したのち、「あしたでんき」へお切り替えください。
今回は転居に伴う電力会社選択だったので、「あしたでんき」を選択肢から消去し、「looopでんき」にしました。
気づき
ここでは、電力会社を選ぶときに気づいたことを紹介します。
基本的に安くなるが、調査にネットが必須
ここでも述べたとおり、基本的には大手電力会社より料金が安くなります。
しかしそれも、ネットを使って調べられたから知ったことです。
ネットで調べなければ何もわかりませんでした。
ネットは必須だなと感じました。
営業電話には裏がある
実は引っ越しするとき、どこかから情報を入手した派遣会社に、とある電力会社を紹介されました。
電話では「東京電力さんより毎月10%安いよ~」という売り文句です。
毎月10%安くなるのであればとてもお得だと思います。
しかし所詮営業電話。どんな裏があるのかわかりません。電力会社の名前をメモして後日調べてみたんですね。
まぁひどい。何がひどいかというと、基本料金こそ東京電力より10%安かったのですが、従量料金が東京電力よりずっと高かったのです。
もちろん即却下です。
これは騙される人は騙されるなぁ、と思うとともに、営業電話には裏があることを学びました。
おわりに
読んでいただきありがとうございました。 皆さまは普段節約のために気を遣っていることはありますか?ぜひコメントで教えてください。
また、感想や、「こうしたらもっと読みやすくなるよ!」などのコメントお待ちしております。 気に入っていただけた方は是非 「読者になる」ボタンをクリックして、読者になっていただけると嬉しいです!